最近、ミスチルの『HANABI』のサビをやたら鼻歌している自分に気付きます。
ドラマ『コードブルー 3rd Season』を観ている影響でしょうか。
ちょっと前にも、1st&2nd Season全話を観直していたからでしょうか。
テレビ大好きだった我が家。特に、警察モノと医療モノは大好物です。
なかでも『コードブルー』は、スーパードクターが出てくるわけでもなく、登場人物それぞれが様々な経験を通して成長していく姿に「がんばれー」と感情移入する部分が多く、夫も気に入っていたドラマのひとつです。
すでに観終えていた1st&2ndも、こうなって改めて観ると重みが違いますね。
あぁ、このときは児玉清さん生きていたんだよなぁ…とか
やっぱり医療現場って、気持ち的にも肉体的にも厳しい仕事だよね…とか
命のボーダーラインって何なのだろう…とか、いろいろと考えさせられます。
と同時に、聴けば聴くほど主題歌『HANABI』の歌詞がとーーっても深い内容のような気がしてなりません。
(著作権の関係で、ここに載せられないのがザンネンですが…)
この歌の意味には諸説あるようですし、どちらかというと別れを連想させる内容。
今の私にとっての「もう1回」は、やっぱり「会いたい」という想いが一番強くて、真剣に聴いてしまうと涙が出てしまいます。
でも、鼻歌のときは、「よーし、踏ん張ろう」「あきらめないぞー」と自分で自分を奮い立たせている私もいます。
メロディの影響もあるのでしょうか。
悲しさや切なさだけじゃなくて、底ヂカラのようなパワーがみなぎってくるような不思議な歌。
今の私はそれが「仕事」や「人生」になっていますが、2年前は「夫に奇跡が起こること」が一番のテーマでした。
確信や答えなんて、どこにもない。
そこに何があるか……全くわからないけれども、天に向かって手を伸ばしてみる。もう少しで届きそうなら、つま先立ちしてみる。
いっそのこと、大きくジャンプでもしてみたら届くかな(笑)
もし掴めなかったとしても、実は何もなかったとしても、もし結果がわかっていたとしても、もう1回、もう1回と何度も何度もあきらめない。
往生際が悪い?
いやいや、私のこの人生は一度きり。夫の人生だって一度きり。
そのなかで1度や2度くらい、あえて往生際悪く粘ってみるのも悪くないでしょ。
こっちは、文字通り「往生際=生きるか、死ぬか」がかかっているのだから、そんな簡単に割り切れないんですよ。不器用なら不器用なりの往生際の悪さがあってもいいような気が……。
2年前は、ずーーっとこんな気持ちを抱いていたような気がします。
「往生際が悪い」って、あまりいい意味では使われません。どちらかというと悪い意味。
ともすると、「執着」になってしまうことだってあります。
「執着」になると周りが見えなくなってしまうし、感情的にもなりがちです。そして、執着の怖い点は、ずっと同じところをグルグルしてて、全然前に進めないんじゃないかって思うのです。だから、そこだけは注意ね。
「往生際悪くちょっとジタバタしてみるけど、執着はしないよ」……この歌は、そこもサラリと言っている気がします。
心は、水の流れのごとく揺れて流れて、決して滞らせることのないように……と。
水だって流れが止まって一箇所に溜まっていたら、汚れるし、ときには腐ってしまうことだってあります。いつも澄んだ水であるためには、流れを止めないこと。それは、心も同じだよね?だから、もう1回もう1回と進んでいこうよ。
……私は、そんな解釈をしてみました。
それで、上手くいくこともあります。でも、どこかでまた大きな壁にぶつかるかもしれない。もっといえば、あきらめなければいけない場面だってあるかもしれません。
まぁ、そうなったときは、そのとき。そこで、また考えればいいや。
そんな開き直りも持ちながら、今日も『HANABI』を鼻歌。
ちょっとシンドくなったら、おまじないのように♪もう1回、もう1回~の部分をヘビロテ、です。
でも、本物の花火は、何となくいろいろなことを思い出してしまいそうで、まだ実際に見る根性はないんですけどね(´;ω;`)
優しくてあたたかいお返事、感激しました。
普通に接するのがいいですね。
前向きな言葉を言わなきゃ!と、思い過ぎてると気付かせていただきました。
ありがとうございます。
『HANABI』の歌詞、本当に深いですね。
色々突き刺さります。
どんな想いを抱えていても、生きていくしかないのだと思いました。
暗闇だと感じれば感じるほど、光を求めたい。
それでいいですよね?
こちらのブログに出会えて良かったと思っています。
ありがとうございます。
>みおこさん
こんばんは。
こちらこそ、長いブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
私が言うのもおこがましいですけど、みおこさんのお考えでいいと思います(*^^)b
そして、メッセージを読みながら思い出したことが。
『コードブルー3』のなかで、
「暗闇の中で暗くなっていたら、自分がどこにいるかわからなくなってしまう。だから、闇の中にいるときこそ明るくしていると、少しずつ周りも見えてくるようになる」という台詞がありました。
ドラマでは患者さん本人の台詞でしたが、この灯りはご親戚にとってみおこさんかもしれませんよ。寄り添うことで、相手にとっての光になる場合もある、って気付きました。
「これ美味しいから一緒に食べよう」でもいいと思うんです。くだらない話やバカ話でも、その一瞬はがんのことを考えませんもん。(私たちは、もっぱら後者パターンw)辛かったり苦しいときこそ、普通のことが嬉しい。そんな気がします。