すっかり放置してしまったこのブログ。
2年以上も更新がないまま、寝かせるにも程があるということで(汗)
皆さん、お久しぶりでございます<(_ _)>
世の中は新型コロナウイルス一色の毎日ですが、いかがお過ごしですか?
このコロナ禍によって、今までの価値観や生活がガラリと変わってしまった方は多いと思います。私も、いろいろ変化の時を迎えています。
見えない相手と対峙するって、やっぱり怖いですよね。
いつ収束するのか全くわからない、先が見えない不安もあります。
イライラするし、どこかギスギスした空気が漂って、コロナより怖いのは人間、なんて思うこともしばしば…。
だだでさえ身体も心も疲弊するなか、がんを抱えている方や家族の皆さんのストレスはいかばかりかとお察しします。
そんななか、志村けんさんの訃報に続いて、岡江久美子さんの訃報はショックを隠しきれません。
しかも、岡江さんが昨年乳がんの手術をされて、放射線治療を受けていたことが伝えられると、一部のワイドショーは「がん治療による免疫低下」が原因のように煽ります。
出演のドクターが否定しても、何としてもそこに持っていこうと誘導したがっているようにしか見えない放送内容に、強い嫌悪感と憤りを覚えました。
ねぇねぇ、その情報って誰トク?
視聴者を恐怖や不安で煽れば、外出自粛に繋がるとでも思ってる?
そもそも放射線治療と抗がん剤治療は違うし、がんの種類によっても違うし、ひとくちにがん治療でくくってんじゃねぇ!
おっと、久々に取り乱しました(笑)
さらに、「もっと早くPCR検査をしていたら」とか「すぐにアビガンを投与していたら」と、ご遺族の方々が悲しみと喪失感のなか「たられば論」を繰り広げる輩が多いこと。
テレビやネットニュースでも目にしましたけど、、、、、
その発言、なにから目線なん?
ホントにもーー、マジでいい加減にしてーーーー!
その言葉が、どれだけご遺族の気持ちを傷付けているか、わかんねぇの?
100歩譲って、それ言ってもいいのはご遺族の方だけですから(きっぱり)。
第一、そもそもですけど、
アビガンって、新型コロナウイルスの治療薬として認められましたっけ?
私の認識では、まだ検証中の段階と思ってますが、違いましたっけ?
ちょっとアビガンを聞きかじったド素人が、何をエラそうに言っているのでしょう?
ねぇねぇ、教えて、エラい人。
もうですね、あまりにヒドいので、私はテレビを観るのをやめました。(ワイドショー枠は全部ドラマの再放送にして欲しい)
夫の闘病中にも同じことを思ってましたが、「ダメだ、脳ミソやられる」と思いました。
でも、実家の母88歳にとってテレビは唯一の情報源。母から電話がかかってくる度せっせとガセネタの火消しに走り続けた結果、最近では「テレビでこう言ってたけどホント?」と確認されるようになりました。
自宅で過ごす時間が長い今は、テレビでの情報収集が多くなりがちです。
でも、「誰」が「どんな内容を」言っているのか?がカギじゃないかと思います。
テレビを観て不安になったり、嫌な気分になるなら、チャンネル替えたり、テレビのスイッチを切りましょ。
そんな私がここ2~3年活用しているのは、Twitterです。
夫が闘病していた5年前はまだSNSやネットも怪しいガセ情報が多かったのですが、この数年で良識あるドクターの皆さまがSNSやブログで正しい医療情報を届けるための活動を行ってくださっていて、とても勉強になることが多いです。
今回のことでも、早々とNPO法人宮崎がん共同勉強会理事長であり、腫瘍内科医の押川勝太郎先生がYouTubeをアップしてくださっています。
押川先生は、夫が闘病していた5年前からブログでがんの情報を発信されていて、当時から一方的にお世話になった先生でもあります。
また、アメリカでがんの研究をなさっている大須賀覚先生も、こちらのnoteに書いてくださっています。
大須賀先生もメンバーのひとりである「CancerX」のオンラインイベントの内容が書かれたバズフィードの記事もセットで読むのをオススメします。
今は、こうしてドクターの皆さんが日夜有効な情報を発信してくださる時代。
偏った情報にも、スピーディーに「それは違うよ」「こんなデータもあるよ」と提示してくださる姿勢は、本当に頭が下がります。
ネットゆえにまだガセ情報も山のようにありますけど、正しい情報を自宅にいながら知れることは、いい時代になったなぁ、と思います。
ただし、ドクターにもいろいろな先生がいらっしゃることもお忘れなく。
どの先生なら信頼できるか?を知るためにも、たくさんのドクターをフォローしていると、多くの先生は同じ意見だけどこの先生だけなぜか違うこと言っていない?と、文字の向こう側が見えてくるから不思議です。
どの情報を信じるか、信じないか…それはあなた次第!?
…と都市伝説の番組みたいな結びになりましたけど、情報の受け手側も全てを鵜呑みにしないで、「ん?」と思ったら立ち止まって調べることも必要。
こんなときだからこそ、冷静でロジカルに。
感情的になるとロクなことがない、と感情直下型の私から申し上げます(笑)
コロナの影響でまだ大変な日々が続きそうですが、垂れ流される情報に感情を揺さぶられないように、くれぐれもご自愛くださいね。
私は、この自粛期間に書き溜めたままのブログを1本でも多くアップします(汗)